【 Rails 入門】 ディレクトリ構成 を学ぶと理解が進む

Ruby on Railsは、MVC(Model-View-Controller)アーキテクチャを採用しています。このアーキテクチャに従って、Railsの ディレクトリ構成 が設計されています。Railsの ディレクトリ構成 は、アプリケーションの開発に重要な役割を果たします。この文書では、Railsのディレクトリ構成について詳細に説明します。

Rails プロジェクトの作成

Ruby on Railsのプロジェクトを作成するには、以下のコマンドを実行します。

rails new project-name

このコマンドを実行すると、以下のようなディレクトリ構造が生成されます。

project-name/
  app/
    assets/
      config/
      images/
      javascripts/
      stylesheets/
    channels/
    controllers/
    helpers/
    jobs/
    mailers/
    models/
    views/
  bin/
  config/
    environments/
    initializers/
    locales/
    puma.rb
    routes.rb
    application.rb
    boot.rb
    cable.yml
    database.yml
    environment.rb
    secrets.yml
    spring.rb
  db/
    migrate/
    schema.rb
    seeds.rb
  lib/
  log/
  public/
  storage/
  test/
    controllers/
    fixtures/
    helpers/
    integration/
    mailers/
    models/
    system/
    application_system_test_case.rb
    test_helper.rb
  tmp/
    cache/
    pids/
    sockets/
    storage/
  vendor/

次はこのディレクトリについて説明していきます。

appディレクトリ

appディレクトリには、アプリケーションのコアロジックが含まれています。このディレクトリは、Railsアプリケーションの中心的な場所になります。その中でも、以下のようなサブディレクトリがあります。

assets

assetsディレクトリには、アプリケーションの静的ファイルが含まれています。例えば、CSSファイルやJavaScriptファイル、画像ファイルなどが含まれます。これらのファイルは、app/assetsディレクトリの下に、以下のようなサブディレクトリに配置されます。

  • javascripts: JavaScriptファイルを配置するディレクトリ
  • stylesheets: CSSファイルを配置するディレクトリ
  • images: 画像ファイルを配置するディレクトリ
  • config: Sprocketsの設定ファイルを配置するディレクトリ

Sprocketsは、Railsアプリケーションで使用されるデフォルトのAsset Pipelineで、静的ファイルを管理します。Sprocketsは、静的ファイルを最適化して、アプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。

channels

channelsディレクトリには、Action Cableのチャンネルが含まれています。Action Cableは、WebSocketを使用して、リアルタイムなWebアプリケーションを実現するためのライブラリです。チャンネルは、WebSocketを使用して、アプリケーションとクライアントの間でリアルタイムにデータを送信するために使用されます。

controllers

controllersディレクトリには、アプリケーションのコントローラが含まれています。コントローラは、リクエストを受け取り、ビューをレンダリングするためのアクションを定義します。アプリケーションのビジネスロジックを記述する場合は、コントローラ内に実装することができます。

helpers

helpersディレクトリには、アプリケーションのヘルパーメソッドが含まれています。ヘルパーメソッドは、ビューで使用するために定義されます。ビューでは、ヘルパーメソッドを使用して、共通の処理を実行することができます。

jobs

jobsディレクトリには、Active Jobのジョブが含まれています。Active Jobは、ジョブキューを使用して、非同期処理を実行するためのライブラリです。ジョブは、非同期で実行する必要がある処理を定義するために使用されます。

mailers

mailersディレクトリには、アプリケーションのメーラーが含まれています。メーラーは、メールを送信するためのアプリケーションの機能を定義するために使用されます。メーラーは、Action Mailerを使用して、メールを送信することができます。

models

modelsディレクトリには、Railsのモデルが含まれています。これらのモデルは、データベースのテーブルと対応しています。モデルは、アプリケーションのビジネスロジックを記述する場合に使用されます。また、Active Recordパターンを使用して、データベースとのやり取りを簡単に実現することができます。

views

viewsディレクトリには、アプリケーションのビューが含まれています。これらのビューは、コントローラから渡されたデータを表示するために使用されます。ビューは、HTML、CSS、JavaScriptなどのフロントエンド技術を使用して実装することができます。

binディレクトリ

binディレクトリには、Railsアプリケーションを実行するための実行可能ファイルが含まれています。例えば、railsコマンドやrakeコマンドなどがあります。

configディレクトリ

configディレクトリには、アプリケーションの設定ファイルが含まれています。その中でも、以下のようなファイルがあります。

routes.rb

routes.rbファイルには、アプリケーションのURLルーティングが定義されています。これにより、リクエストを受け取った際に、どのコントローラのどのアクションを呼び出すかが決定されます。ルーティングは、アプリケーションのURLに対して、正しいコントローラとアクションをマッピングするために使用されます。

application.rb

application.rbファイルには、アプリケーションの設定が含まれています。このファイルでは、アプリケーションの設定を変更することができます。例えば、デバッグモードを有効化することができます。

database.yml

database.ymlファイルには、アプリケーションのデータベース接続設定が含まれています。このファイルを使用して、アプリケーションが使用するデータベースの種類や接続情報を設定することができます。

dbディレクトリ

dbディレクトリには、アプリケーションのデータベース関連のファイルが含まれています。その中でも、以下のようなファイルがあります。

schema.rb

schema.rbファイルには、アプリケーションのデータベースのスキーマが定義されています。これにより、データベースのテーブルの定義や、テーブル間の関係性が定義されます。スキーマファイルは、データベースのマイグレーションに使用されます。

seeds.rb

seeds.rbファイルには、アプリケーションの初期データが含まれています。このファイルを使用して、データベースに初期データを投入することができます。

publicディレクトリ

publicディレクトリには、アプリケーションのパブリックファイルが含まれています。例えば、画像ファイルやCSSファイルなどが含まれます。このディレクトリに置かれたファイルは、直接アクセスすることができます。

libディレクトリ

libディレクトリには、アプリケーションのライブラリファイルが含まれています。このディレクトリに置かれたファイルは、アプリケーションのどこからでも読み込むことができます。

logディレクトリ

logディレクトリには、アプリケーションのログファイルが含まれています。このディレクトリには、開発時に発生したエラーや、アプリケーションの動作ログが記録されます。

tmpディレクトリ

tmpディレクトリには、アプリケーションの一時ファイルが含まれています。例えば、キャッシュファイルやセッションファイルなどがあります。

testディレクトリ

testディレクトリには、アプリケーションのテストコードが含まれています。このディレクトリには、ユニットテストや統合テストなどが含まれます。

以上が、Ruby on Railsのディレクトリ構成についての説明です。

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